現在ゴゴジャンにて23,800円で販売されている「PEACE」について、ExnessZERO口座に合わせて、バックテスト及びEURUSD向けに最適化したレポートをまとめます
あくまでも個人的な主観で記載しています。また当記事上のTDSレポートが、未来の相場を保証するものではございません。目安程度で閲覧お願いします。
PEACEの概要
概要
基本ロジック
ナンピンを用いたEA、通常のナンピンEAと違い、値動きの大きさによってナンピン幅を変更するオートアジャスト機能が設定可能になっています。
また新バージョンではパラメータ次第でGOLDからビットコインにも応用が利くようになっています。
※短期売買を推奨
推奨通貨
現在公式サイト上では以下の通貨が推奨されています。
- AUD/NZD
- AUD/CAD
- USD/CAD
- NZD/CAD
になっていますが、基本内部パラメータを最適化することでどの通貨でも動作し利益がでることを確認しています。
今回は推奨通貨ではなく、メジャーなEURUSDでテストしていきます。
変更可能パラメータ
以下がEA導入後、変更が可能な項目になります。
- MAGIC1「7101」
- MAGIC2「7102」
マジックナンバーになります。買い売りで2つのナンバー設定になります。
- COMMENT「PEACE_v2.0」
EAがエントリーした際に表示されるコメントになります。EURUSD用などわかりやすく変更できます。
- Slippage「1」
- Max_Spread「5」
スプレッド制限、今回はExnessゼロスプレッド口座でテストするので、「1」で使用します。
- Position_Type「Long_Short」
新規エントリーポジションの方向を指定できます。
- StartTime「2」
MT4上で表記されている開始時間になります。
- EndTime「22」
MT4上で表記されている終了時間になります。
- Out_of_time_Nanpin「false」
エントリー制限時間外でのナンピンポジションの許可(true/false)
- Lots「0.01」
- MM「false」
複利機能の(true/false)
- Base_Leverage「0.1」
最初のポジションのレバレッジ。例)証拠金100万円、Base_Leverage0.1で0.01lot
- TP_pips「10」
利確pips
- TP_profit「1000」
利確pipsとは別にJPY建てで、損益が1,000円になったら決済されます。ドル建て口座の場合はドルです。
- SL_pips「0」
損切pipsです。ナンピンEAは損切りを入れないのが基本で、入れた場合は幅によってはすぐ破綻します。
- SL_profit「0」
損切pipsです。 0にすると無効になります。指定する場合は「-10000」等と入力してください。ドル建て口座の場合はドルです。
- TrailingStop「false」
トレーリングストップ
- TrailingStopPoint「10」
トレーリングストップを実行する幅pips
- EMA_reverse「false」
EMAの向きとは逆にポジションを保有するかどうか
- EMA_Type「current」
EMAの時間足は現在開いているチャートの時間足にするかどうか。
- EMA_period「100」
トレンドを判断するためのEMAの本数です。0を入力するとEMAを使用しません。
- Entry_Type「select」
エントリーのタイミングalwaysでタイミングを測らず常にポジションを持つようになります。selectの場合「ADXをオシレーターとして用いた逆張り手法」のタイミングによってポジションを保有します。
- Auto_Adjustment「true」
オートアジャストモード。trueにするとナンピン間隔を自動的に調整しますが、
NanpinEntryPipsで設定した幅より小さくなることはありません。
- Adjustment_sensor「14」
オートアジャストモードの感度。基本的には大きくするとナンピン間隔が広めになり、小さくすると狭くなります。
- Nanpin_interbal_hour「3」
次回ポジショニングするまでの待機時間
- NanpinCount「10」
ナンピンの最大回数を設定できます。
- NanpinEntryPips「20」
追加ポジションの間隔(pips)を設定できます。
通貨によっては狭くした方が安定する場合があるので重要な項目です。
逆にGOLDなどは広く設定していないとすぐに破綻します。
- NanpinLotsMult「1.7」
ナンピン倍率になります。1.0の場合同じLot数で入りますが、1.1から倍率がかかったLot数でエントリーします。
通貨毎のレポート結果
※タブをクリックすると表示されます
注意ポイント
Expertフォルダ内と、Expertフォルダ内に新しいフォルダを設けて、その中でバックテストした際の差異がでることがわかりました。
こちらのブログ記載時の最適化は、Expertフォルダ内に作成したggjnフォルダ内で最適化していましたので、こちらのパラメータを参考にしている人は、同条件に変更運用がおすすめです。
後に、再度最適化します。
また、market以外はExpertフォルダに入れるよう、統一します。
Expertフォルダ→新規にggjnフォルダを作成し、EAを導入し最適化しています。
PEACE EURUSD TDSレポート default【5年間】
EURUSDdefault設定バックテスト結果
default設定では、最大Lotで2.02という大きいポジションをとることがありました。
これに関しては初期証拠金次第では普通に運用できるレベルになります。(初期証拠金100万など)
最大ドローダウンは‐385,466円ですが、
PF=.161
RF=2.61
になっており、スコア的には安定した数値になっています。
年月別損益
default設定では毎月約1万~2万利益がでているという結果になりました。
Expertフォルダ→新規にggjnフォルダを作成し、EAを導入し最適化しています。
PEACE EURUSD TDSレポート EXNESS最適化済set トレーリングストップあり【5年間】
TDS最適化済setバックテスト結果
ロット倍率1.2固定で最適化し直しました。
トレーリングストップあり低リスクに加え、取引回数が格段に増えました。
最大ドローダウンも低く、初期証拠金も少ない額から運用できるだろうというレベルすることができました。
Expertフォルダ→新規にggjnフォルダを作成し、EAを導入し最適化しています。
成績表
Lot倍率1.2に合わせて最適化することでかなりの改善か見られました。
1.0~1.3試しましたが、1.2がPEACEを低資金で運用する上で優位性があり成績もいい為、採用しています。
この1EA、1通貨のみで月々1~2万利益がでるポテンシャルがあります。
テスト時最大保有Lot数
設定項目のナンピン回数制限の25回までは行かないにしても23回ナンピンしています。
5年間のbacktestで23回までナンピンしたのはこの1回のみで他は20回~21回を何回かする程度で落ち着きました。
バックテスト期間にはコロナショックや、最近のFOMCの期間も入っており、尚且つ初期設定の時間から変更して24時間エントリーするようにしているにしては妥当な結果になっています。
トレード詳細
ナンピンEAなので破綻しない限り勝ち続ける事ができています。
金曜日に勝ちが少ない=利確できていない場合が想定できるので、変更するとしたら金曜の指標前にストップするなどしてあげると成績が上がる可能性がありますね。
売り買いの比率も半々で、うまく両建て、ナンピン決済が働いているようです。
モンテカルロシミュレーション
バックテスト期間中は勿論破綻しませんでしたので、右肩上がりになっています。
ですが証拠金が少ない場合は、3.24LOTまで保有するので破綻する可能性があります。
EURUSD用最適化まとめ
最大ドローダウンは20万以下に数値上はでていますが、正直のところナンピンEAでそれが通用するのか未だにわかっていませんので、最低でもドローダウンの2倍の資金があれば、破綻せず運用できるかもしれません。
また、ナンピン回数に関しても23回まで膨れていますので、それ以上の下落をする場合はナンピン回数を手動で切り替え空白の期間がないようにすれば勝つことができるかもしれません。
Lot倍率を下げることで勿論ドローダウンを下げることはできますが、利益、取引回数共に減少したので各々の運用スタイルで決めるといいと思います。
Expertフォルダ内にEAを導入し最適化しています。
【最新】PEACE EURUSD TDSレポート EXNESS最適化済set TSあり【5年間】
TDS最適化済setバックテスト結果
読み込みフォルダによって成績が僅かに変わってましたので、Expertフォルダ内に統一して最適化し直しました。
取引回数、純益はわずかに減りました。
テスト時における最大ポジション数は旧ファイルは0.55までエントリーしていましたが、最新は0.38までに抑えることができています。
最大ドローダウンも低く、初期証拠金も少ない額から運用できるだろうというレベルすることができました。
新旧setファイルのどちらを参考にするかは公言できませんが、こちらのパラメータはExpertフォルダ内にEAを設置し最適化しています。
PEACE GBPUSD TDSレポート default【5年間】
default設定では、GBPUSDでは使い物にならないぐらいの成績になりました。
PF1.45ですがRFは0.56で純益に対してドローダウンも高く非常に危険なパラメータになっています。
PEACE GBPUSD TDSレポート EXNESS最適化済set【5年間】
EXNESSプロ/ゼロスプレッド口座に合わせて最適化しました。
今回からLot倍率を1.2に固定にしました。後日EURUSDも1.2で最適化し直します。
PFは1.45→1.66
RFは0.56→6.71に劇的に改善されました。
純益もさほど落とすことなくGBPUSDの動きに合わせて、取引回数も多く最大ドローダウンも極力減らすことができたと思います。
GBPUSD最適化結果まとめ
勿論公式の推奨通貨ではないのでdefault設定での運用はかなり危険です。
ですが最適化を施せば、かなりの利益を生むEAになると再確認できた結果になりました。
このGBPUSD用setをデモ口座で検証予定です。
過剰に最適化されたかは実際稼働してみるまで分かりませんが、1つの目安として最適化すればこれほどの成績を出せるEAです。
ぜひ同口座の人は画像のパラメータを元に変更して運用してみてくださいね!
年及び、月間の利益
バックテスト期間の2016~2021まで年間の損益も約20万と安定した成績がでている。
月も少なくても1万、多い時で3万近くの利益が常にでている結果になりました。
ナンピンEAなのでロスカットされない限り、反転すれば利益に変わるのでこのような成績になっています。
Expertフォルダ内にEAを導入し最適化しています。
PEACE EURAUD TDSレポート EXNESS最適化済set【5年間】
EXNESSのストップポイントを考慮するのを忘れていました。
参考にする場合はトレーリングストップ機能をOFFにしてください。結果はバックテスト時はトレーリングストップエラーで一度もなかったので同等になります。/st-cmemo]
TDS最適化済setバックテスト結果
バックテスト時で最大保有Lotは0.32でした。
これは勿論フラッシュクラッシュ時も入ってますので、細かな出金などの資金管理でもしなったとしても、損失を最小限にすることが可能になります。
あくまでも目安ですが、これ以降は全て安定した成績がでており、純益、最大ドローダウン共に優秀なテスト結果となりました。
フォワードテストとバックテストとの比較
注意ポイント
Expertフォルダ内と、Expertフォルダ内に新しいフォルダを設けて、その中でバックテストした際の差異がでることがわかりました。
こちらのブログ記載時の最適化は、Expertフォルダ内に作成したggjnフォルダ内で最適化していましたので、こちらのパラメータを参考にしている人は、同条件に変更運用がおすすめです。
後に、再度最適化します。
また、market以外はExpertフォルダに入れるよう、統一します。
※タブをクリックすると表示されます
EURUSDフォワードテスト
稼働期間でTDSバックテストをし、照らし合わせました。
結果、純益、ドローダウン、勝率などほぼバックテスト通りのになりました!
downloadはこちらから
注意ポイント
Expertフォルダ内と、Expertフォルダ内に新しいフォルダを設けて、その中でバックテストした際の差異がでることがわかりました。
こちらのブログ記載時の最適化は、Expertフォルダ内に作成したggjnフォルダ内で最適化していましたので、こちらのパラメータを参考にしている人は、同条件に変更運用がおすすめです。
後に、再度最適化します。
また、market以外はExpertフォルダに入れるよう、統一します。
詳しくはコチラ
まとめ
運用するにあたっては、ハイリスクでハイリターンをとりたい方、低リスクに抑えて安心したい方など多種多様な意見、やり方があると思います。
このPEACEではパラメータ次第でどの通貨に対応できる力を持っていると思っています。
ですので最適化の知識も勉強し、いろいろ弄っていくのもこのEAの醍醐味になります。
俗に「このEA全然勝てない」という方は、多くの人が、最適化せずdefault設定で運用しています。
自分の資金は自分で守らないといけないのでそれなりの知識をつけて運用していけたらいいなと私は思います。
また私の場合低リスクに抑えて多通貨でリスク分散を意識して最適化してますので紹介するもの全てが低リスク設定となっています。
今回はEURUSDに最適化したレポートを記載し共有しましたが、後々他通貨にも最適化予定です。
検証中EA・自作EAなどの情報はこちら
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